不動産ベンチャーとしてメディアでも注目!プログレスの急成長を支える「理念を徹底する経営」

2018年4月26日


株式会社プログレス(ホームページ)は「働きがいのある会社ランキング」に5年連続で上位入賞、メディア等でも人事側面で注目されることが多いベンチャー企業です。急成長を実現している人事施策や組織風土がどんなものなのか、人事部長の宮本様に取材しました。

プログレス社について「働きがいのある会社ランキング」5年連続入賞と急成長

---まず、プログレスについてお教えください。

宮本(以下、敬称略)株式会社プログレスは、2007年創業の不動産事業を主軸にしたベンチャー企業で、グループ会社を含めると社員数は100名程度です。創業から今まで、急成長を遂げてきました。
弊社の特徴として、経営理念と行動指針を徹底していく人事施策に力を入れていることが挙げられます。弊社はここ5年間「働きがいのある会社ランキング」で上位選出いただいていますが、この成果も理念と行動指針に則った人事施策による部分が大きいと思います。様々なメディアから取材を頂くことがあるのですが、注目されるのはそうした部分であることが多いですね。

↓「働きがいのある会社ランキング」表彰式・プログレスの理念と指針(クリックで拡大)

---プログレスの理念や行動指針はどんなものなのでしょうか?

宮本 プログレスグループの企業理念は「こんな人生があるとは思わなかった!を、もっと。」というものです。1人1人の人生、スタッフに始まってお客様やお取引様などすべての人の人生を、その人自身の予想を超えた、驚きや感動が詰まったものとして一層輝かせる、という経営理念は、プログレス社内で最も重視されています。

不動産は、大きな買い物であるが故にお客様の人生に大きく影響するものであり、この経営理念が社内の人事方針、組織風土、ひいては行動指針にまで一貫して及んでいることが、社員のモチベーションにも繋がっていると感じます。

---なるほど、行動指針はどんなものなのでしょうか?

宮本 理念の実現のために必要となる行動の軸を、5つの観点から細分化し定めたものが行動指針であり、これを「羅針盤」と呼んでいます。行動指針の総括となる項目として「すべての行動は誰が見ていなかったとしても尊敬に値するか」ということがあります。

---プログレスに来て驚くのが、社員の方々が例外なく元気な挨拶をされますし、社内に活気に満ちた雰囲気があることです。こうしたことも、理念や行動指針を徹底することから始まっているのでしょうか。

宮本 その通りです。弊社では、日常の業務についてや、あるいはもっと広い視点から得た気付きや出来事について、感じたこと、思ったことを話す場が多く設けられています。その分かち合いを「シェア」と呼んでいます。自分の感じていることを周りに共有する、話す中で理念や行動指針についてもすり合わせができ、つくりたい組織風土、会社の雰囲気に応じた1人1人の行動を生み出す機会となっています。

人事施策の内容について

---理念や行動指針を徹底する人事施策は、具体的にどのようなものなのでしょうか?

宮本 弊社には理念・行動指針とともに、それらを支えるビジョンと呼ばれるものがあります。『「働く」という体験を変えていく会社』というものなんですが、これには人事施策が与える影響がとても大きいため、施策を立てる際はこの目的に適っているかを徹底して見ます。具体的には、大きく2つにわけて①育成・評価・労務などの人事制度設計をする際は、徹底して理念と行動指針が軸となっていること ②組織設計をする際には、理念が浸透した「降りていく組織」「個性を尊重する組織」が生まれていることなどがあります

---いろいろな側面があるのですね。一点目からご説明頂けますか。

宮本 まず、理念と行動指針が人事制度設計の軸になっていることについてです。
育成的な側面として、毎月1回、グループ全社員が集まるスタート会を行い、理念や行動指針を意識した、人事方針の共有をしたり、社員の良い取り組みを採り上げたりしています。
また、弊社では様々な社員育成の機会を設けていますが、行動指針である羅針盤の行動指針を身に付け、体現できる社員となることが全てに共通した内容です。また、社員は全員クレドを持っており、いつも意識できるようにしていますね。

他にも、羅針盤の中の「Active行動のみが、成果をつくる」「OPEN既成概念に囚われない」という行動指針の実現を後押しする策として、「ドラゴンボール休暇」という最大14日間の有給休暇があります。社員一人一人の個人的な挑戦に対する休暇、冒険を応援する制度なんですが、休暇中、社員が普段やらないようなことに挑戦し、仕事や組織に良い影響を与えられるような発見をして戻ってくるのは見ていて嬉しいですね。

---特徴的な制度が色々あるのですね。

 

人事制度の成果と目指す組織について

―――様々な成果が出ているのではないでしょうか?

宮本 そうですね、たとえば先程の「ドラゴンボール休暇」について先日、子どもとゆっくり海外旅行へ行き、「冒険」してきた社員から、普段は感じられなかった子どもの気持ちや成長に気づくことができ、その安心と喜びが会社での仕事における集中力にも繋がっている、ということが社内でシェアされました。もちろん仕事の成果としてストレートに出てくることがあれば人事として尚好しではありますが、そうでなくても社員の人生がより豊かなものになる、そのことが会社に良い影響を与えないはずがありませんからね。

社員が全力で仕事する中で自分自身を見つめ直したり、人との関りの中で共通の価値感をもつことが、多く含まれている職場、組織にしたいですね。

そんな職場であれば、パフォーマンスが上がらないわけがありません。

理念を徹底する経営であることは、プログレスの姿そのものであり、力の源泉、存在意義なのです。その目的に基づいて、組織の作り方にも様々な工夫をしています。

プログレス社の「クレド」 理念・行動指針・年間目標などが書かれている

(執筆:東京都社会保険労務士会 HR NEWS TOPICS編集部)